盆踊りといえば御馴染み夏の風物詩。ですが今や盆踊りは年中行事という枠を越えて、多くの人に愛されていることをご存知ですか? 地域の歴史に親しみながら誰もが楽しめる盆踊りは、伝統的であるだけでなく常に最先端。関西圏では河内音頭が有名ですが、ここ伊丹はそれに止まらない地域独自の民踊文化を伝え、育んできました。
まだまだ寒いお盆の真逆である2月、来たる夏の本番に備えてアイホールでリハーサル! ここで踊れば、どんな盆踊りもきっと大丈夫! 是非お気軽にお越し下さいませ。
名称:いたみ盆踊り大会 in アイホール
日時:2022年2月20日(日) 10時から16時まで
場所:アイホール(伊丹市立演劇ホール)
入場無料・受付後は開催時間中いつでも入退場自由
事前受付は終了致しました。当日直接お越し頂き、受付用紙にご記入をお願い致します。
1988年開館以降、アイホールでは国内外の優れた演劇やダンスなどの舞台芸術が企画・上演されてきましたが 現在その存続について議論されています。署名活動などの結果、当面は貸館としての存続が決定しました。劇場の公共性がますます問われる中、ともあれ……まずは盆踊りで楽しみましょう! 話はそれから!
屋内での開催ですが、常時換気装置を作動させています。
車椅子でご来場の方へ:JR伊丹駅から会場のホールまではスロープ、エレベーターがございます。バリアフリー用トイレも館内にございます。
夏は伊丹北部を中心に多数の櫓で太鼓を叩かれている「盆踊り太鼓同好会」さんに、アイホールでも叩いていただくことになりました!
盆踊り太鼓同好会は昭和40年代に「伊丹太鼓同好会」として発足、40年以上の歴史を持つ盆太鼓専門の会です。伊丹の方には紺色の法被でお馴染みですね。今回、久しぶりの盆太鼓となります。ご期待ください。
会場:大阪市立芸術創造館 3階 演劇練習室大
住所:大阪市旭区中宮1-11-14
アクセス:大阪メトロ谷町線「千林大宮」駅から徒歩約10分 / 京阪本線「森小路」駅から徒歩約10分 / 大阪シティバス「旭区役所」すぐ
上履きをお持ちくださいませ
※ 受付終了致しました ※
会場:テラスかんなん(菅南福祉会館)
住所:大阪市北区天神橋1-3-3
アクセス:大阪メトロ堺筋線・谷町線「南森町」駅から天神橋筋商店街を南へ徒歩約8分。大川にかかる天神橋の北詰。天満橋駅、淀屋橋駅からも徒歩約10分程度です
上履きをお持ちくださいませ
※ 受付終了致しました ※
会場:スワンホール(伊丹市立労働福祉会館・青少年センター)3階 多目的室4
住所:伊丹市昆陽池2-1
アクセス:市バスJR・阪急両伊丹駅前4番のりばから17系統 裁判所前経由 西野武庫川センター前行きでスワンホール前下車すぐ / 市バスJR・阪急両伊丹駅前2番のりばから14系統 昆陽里行きで市役所下車徒歩6分
上履きをお持ちくださいませ
※ 受付終了致しました
開催中、ホール内は換気装置を常に作動させています。盆踊りはお互い距離をとって、向かい合うこともなく踊るだけなので、安全に開催できると考えています。またホール内はマスク必着、飲食禁止としています。消毒液も置いております。皆様のご協力でグンと安全に!
どんな服装でもオッケー! なんならコスプレも大歓迎!(ただし更衣室はございません)
見様見真似でだいじょうぶ! 同じ振付の繰り返しがほとんどだから、曲の最初は初心者でも、曲が終わる頃には達人の域、というのが盆踊り。それでも不安な方は練習会へどうぞ
周囲に観覧席や荷物置きのテーブルを設けていますのでご利用ください。混んでる時は譲り合いをお願い致します。盗難や紛失の責任は負えませんので貴重品は各自でお持ちください。
できます。ふつうの夏祭りといっしょ!
もちろん。周囲に休憩・観覧用の席を設けます。スタッフが踊りの参加を強いることもしません。なので、最初の一歩はご自身で。そして見るにしても、輪の中が特等席ですよ
おすすめは朝10時から16時までの6時間フル参加! ……ですが現代人は多忙。13時から関西の定番盆踊り、そして伊丹のご当地曲へと続くので、そこを目安に参加もよいかもしれません。逆に盆踊り好きな方は、前半に踊りがいのある曲を設定していますので踊り逃しなく!
オッケーです。ただし、中心とは違う踊りをされる場合は他の方の邪魔にならないよう、外側めの輪で踊ってください。定められた踊りに身を委ねるのも盆踊りの妙ですよ
わかります! いわゆるダンスって、リズムや気持ちが「ノっている」ことが求められますものね。そこがあわないと恥ずかしい。その点、盆踊りは振付がシンプルなので淡々と、気持ちや恥ずかしさとは無関係に踊れます。ノリノリで踊りたければそれもできます。集団だけど合わせるのでなくそれぞれが自分のペースで踊る。そこが盆踊りのよいところ!
一人でもご心配なく。というか盆踊りは基本、一人で行くもの、踊るもの。ほかのイベントとかでよくあるような、所在なくなったり手持ち無沙汰になったりもしません。踊るか眺めるかだけだから。勿論、お連れ様も大歓迎です
今回はしません……。次回に期待!
盆踊りの振付は確かに一定で一体感もあり、時に政治的な利用をされることもあります。今回、敢えてそのような曲 も取り上げる予定です。一方、盆踊りの振付は簡潔故に多様な踊り方、参加ができます。以下岸野雄一「民主主義のエクササイズ」 より引用します。「型があるから個々の違いが顕在化される、その個々の違いが全て許容される現場。同じ振り付けで踊っても大丈夫、あなたの独自性は保持されている、独自性が危ぶまれたらすぐに輪から離れれば良い、さらにこの共同的な行為に深い理由はない」
本で読むならまずはこれ! 盆踊りについて、 柔らかい語り口で全国の盆踊りを紹介。それまで盆踊りについてそれほど興味無かった著者が廃人になるまでの手記としても。
本で読むならつぎにこれ! 今回でも勿論踊ります大定番曲「炭坑節」「東京音頭」の成立に膨大な資料で迫り、都市型盆踊りのルーツを繙く必読書。著者の新刊「盆踊りの戦後史」(筑摩書房刊) にも注目。
「大阪」と銘打っていますが、旧「摂津・河内・泉州」の関西圏盆踊りについてざっくり紹介する、ウェブマガジンの一記事。なお、伊丹はかつての「摂津」にあたります。
北海道に関する地域情報を集めた個人サイト「北海観光節」内の一分野。関西から遠く離れた北海道の事情ではあるけれど、共通する部分も多く、かえって盆踊りの本質に迫るものがあります。なお「盆踊りべからず集~盆踊りの担い手の方へ~」 は真摯な問題提起でありつつ、盆踊りに親しんだことのある人なら「あるある」と膝を打つこと請け合い。
「盆の国」「平太郎に怖いものはない」などの作品で知られる大人気漫画家、スケラッコ先生の実体験による京都と大阪の盆踊り紹介漫画。とってもキュートなイラストに難易度などのデータまで! ……ですが、現在は品切れ……。スケラッコ先生、改訂重版を切にお待ちしております……。